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MECE5 支出を減らすためには?

【問】
貯金を増やすためには、収入を増やす以外にも、支出を減らすことが大切になります。支出を減らすためには、節約する、再利用するなど様々な方法が考えられます。それら方法を抜けや漏れがないよう整理してください。

【回答例】
買わない(利用しない)
 ・・・モノ:食料品/日用品(高い店/商品、嗜好品、不用品(過剰な機能)
    サービス/時間/労力:
     保険/医療費(高い保険(過剰は保障)、高い薬(市販薬含む))
     税金/利息(手数料、ローン、リボ払い)
     娯楽(旅行、サブスク、ギャンブル、人付き合い)

減らす
 ・・・モノ:食料品/日用品(外食/買い物回数、購入量(大切に使う) )
    サービス/時間/労力:
     エネルギー(使用頻度、省エネ家電、グッズの購入(=節電))
     保険/利息(保険の見直し、病院へ行く頻度、節税)
     美容/娯楽(使用頻度、金額)

借りる
 ・・・モノ:食料品/日用品(高い商品、一時的に使用するもの)
    サービス/時間/労力:
     エネルギー(公共施設、公共交通機関、ヘルパー))

つくる
 ・・・モノ:食料品/日用品(DIY、家庭菜園)
    サービス/時間/労力:
      エネルギー(健康、体力、技術、時短グッズの購入)

※『買わない(利用しない)』>『減らす』>『借りる』『つくる』



【解説】
ポイントは「自分がどうやって支出を減らしているか?またどのようなことが考えられるか振り返り、その方法を思いつくまま列挙したうえで共通点を見つけていくこと」です。


支出を抑える方法として、私は以下の19の方法を思いつきました。

”安い店で買う、外食しない、保険を見直す、レンタルする、旅行を控える、太陽光発電を買う、節電する、嗜好品を我慢する、自転車で移動する、定期購読をやめる、携帯を安いサービスに変える、ギャンブルしない、リボ払いしない、家庭菜園する、割引券を利用する、人付き合いしない、節税する、無くさない、自分でできることは自分でする”


次に共通点を探していきます。

”外食しない、嗜好品を我慢する、定期購読をやめる、ギャンブルしない、リボ払いしない、人付き合いしない”は、完全に辞める内容になっていますので『買わない(利用しない)』という共通点があることに気が付きます。

また、”安い店で買う、保険を見直す、レンタルする、旅行を控える、節電する、嗜好品を我慢する、自転車で移動する、携帯を安いサービスに変える、家庭菜園する、割引券を利用する、節税する、無くさない、自分でできることは自分でする”は、完全に辞めないものの『減らす』という共通点があることに気が付きます。

生活する上では、どうしても買うあるいは利用せざるを得ないものもあります。

その量や頻度を『減らす』ことは、新たに『買わない(利用しない)』ための手段であると言えます。


『減らす』に整理したもののうち、”レンタルする”は、減らすための手段のひとつになります。

支出を抑える方法を考えたときには思いつきませんでしたが、人生の一時期において高価なモノが必要になることもあります。タクシーや自動車も高額なので移動に公共交通機関にすることは支出を減らす手段になります。

また”家庭菜園する、自分でできることは自分でする”も減らすための手段と言えます。

そのような理由から、『減らす』の下位に『借りる』と『つくる』を加えました。


以上の結果より、まずは『買わない(利用しない)』『減らす』『借りる』『つくる』の4つに大分類し、それぞれの関係は『買わない(利用しない)』>『減らす』>『借りる』『つくる』としました。


次に中分類を整理していきます。

ここで、改めて思いついた19の方法を見てみると、物理的な”モノ”と非物理的な”サービス、時間、労力”の2種類に分けられることがわかりました。

『物理的な”モノ”』
安い店、外食、レンタル、太陽光発電、嗜好品・・・

『非物理的な”サービス、時間、労力”』
旅行、節電、安いサービス、リボ払い、人付き合い、節税・・・


『買わない(利用しない)』『減らす』『借りる』『つくる』のすべてに重複しており、スマートな分類にはなっていませんが、一旦、こちらを採用していきます。


最後に小分類化です。

これまではアイデアベースで、思いつくまま収入を得る方法を列挙しましたが、あれもこれもと挙げていってもキリがありません。

支出に関しては、費用の勘定科目がありますので、その科目を参考に小分類に落とし込み、補足として具体例を記載しました。

モノ
 ・・・『食料品』『日用品』

サービス、時間、労力
 ・・・『保険/医療費』『エネルギー』『保険/利息』『美容/娯楽』

今後、この表を活用するとどこにも属さないケースもでてくる可能性は大いにあります。

それらについては、一旦、”その他”で括っておき、小分類化として纏められる時に改めて追加することをお薦めします。

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