Aー1.問題解決(目次)
- Yアカデミー
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更新日:23 時間前

『問題解決のプロセス』について解説します
問題解決はコンサルティングの中心的役割を果たします。ここでは問題解決を進める上で必要となるフレームワークと各プロセスについて解説します。

(問題解決のフロー図)
問題解決の10ステップ
1.現状の把握(記事2~記事8)
PEST分析、VRIO分析、SWOT分析
自社(自分)を取り巻く外部環境と自社(自分)を構成する内部環境について分析することによって現状を把握します。
現状を把握することによって、ものごとが系統立てて検討できるようになりますので、以降の問題解決プロセスがスムーズに進みます。
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2.問題の把握(記事9~記事16)
MECE、ブレインストーミング(KJ法)、論理的推論、包括関係、ロジカルツリー
問題とは、「過去の姿」や「イメージした姿」と「現在の姿」とのギャップを意味しますので、このギャップを細かく、深く掘り下げて考えることによって、問題の真の原因を把握します。
問題には現在発生している「顕在的な問題」と将来発生しうる「潜在的な問題」の2種類があります。
また、問題を考えるときの注意点として「事実」と「意見」を分けることが挙げられます。
問題の質や事実と意見を分けて考えることによって、課題解決に向けての効率的なアプローチが可能になります。
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3.あるべき姿の創造(記事17~記事19)
MVV分析
あるべき姿には「現在のあるべき姿」と「将来のあるべき姿」の2種類がありますので、その創造をおこないます。
「現在のあるべき姿」は短期的な視点、「将来のあるべき姿」は中長期的な視点でとらえたときの目指すべきゴールになります。
まずは短期的な視点で段階的なゴール(マイルストーン)を設定し、中長期的な視点で最終的なゴールを目指していくことで課題解決に向けての効率的なアプローチが可能になります。
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4.課題の抽出(記事20~記事21)
MECE、ブレインストーミング(KJ法)、論理的推論、包括関係、ロジカルツリー
課題とは「現在の姿」と「あるべき姿」とのギャップを埋めるための要素(解決すべき問題の方向性)を意味しますので、まずは思いつく課題をすべて列挙し、類似した課題を整理・統合していくことによって取り組むべき方向性への道筋を探します。
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5.優先順位の決定(記事22~記事24)
2✕2マトリクス
課題は決してひとつとは限りません。
数ある課題に対し、あれもこれも取り組むことは時間的、金銭的に無理が生じ、中途半端に終わってしまう危険性もでてきますので、取り組むべき優先課題を決めていきます。
優先順位は思いつきではなく、緊急度✕重要度、実現性✕発展性など、何らかの基準を設定することによって公平性が保てるようになります。
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6.改善・戦略の検討(記事25~記事28)
アンゾフの成長マトリクス、クロスSWOT分析、ECRS
優先的に取り組むべき課題に対して改善あるいは戦略を検討します。
「改善」は現在のあるべき姿にもどすこと、「戦略」は将来のあるべき姿を目指すことを意味します。
現状分析で見えた自社(自分)の「弱み」を克服することが改善であり、「強み」を活かして外部環境の「機会」に適合させることが戦略になります。
改善あるいは戦略を立案する際は、実現性とリスク、期待効果、上位概念との適合性、発展性などについて予め考えておく必要があります。
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7.計画(記事29~記事31)
アクションプラン、SMARTモデル
検討した改善あるいは戦略を計画に落とし込んでいきます。
短期計画は1年間、中長期計画は3~5年間のスパンで組みます。
計画に落とし込んだ内容が抽象的になると何をすべきかわからなくなったり、すぐに実行に移せなくなることもありますので、計画を策定する際は3W2H(あるいは5W2H)の視点で活動内容を明確にし、実行できるレベルまで具体的に嚙み砕くことが必要になります。
その際、無理なく、かつ進捗が確認できるまで細かく決めておくと実行に遅れがでても挽回することが可能になります。
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8.実行(記事32~記事34)
TO DOリスト
計画したことを実行に移します。
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9.確認(記事35~記事37)
予実管理表、ガントチャート
実行した状況を定期的に確認します。
できないことを続けたり間違った方向に進んでいても意味はありません。
状況を見定めて、ギアを入れ替えたり、後退する決断をこの「確認」の段階で検討します。
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10.見直し
改善状況が芳しくない、あるいは進捗に遅れが生じているようであれば、課題あるいは計画の見直しが必要になりますので、「確認」の段階で検討した判断を実行に移します。

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